勝手に貼っちゃって相手の人に怒られないかなーって・・・
じゃあ今回はその事について解説しておくよ
他のサイトを見ていると、様々なところでリンクが使われていることがわかりますよね。
でもあれって、相手に断りを入れて貼っているんでしょうか。
「リンクを勝手に貼ったら著作権的に問題アリ?」
「さらには違法になってしまう危険性まであるのかも!?」
「リンクを貼るときのマナーってあるのかな?」
この記事では、そんなあなたの疑問に ”全て” お答えします。
まず、最初に結論から言っておくと
「インターネット上のコンテンツは全てリンクフリー」という原則があります。
つまり、ブログのリンクは勝手に貼っても問題なしということ。
もうこれで答えを言ってしまってますが、その根拠を詳しく見ていきましょう。
目次
1.ブログにリンクを貼った時の著作権はどうなる?
ブログにリンクを貼った時に、著作権の問題はどうなるのか。
インターネットが普及してから
我々一般人でも著作権について、気にしないといけなくなりました。
自分のブログにリンクを貼るときには、確かに気になる部分ではありますよね。
これに関しては、「ウェブの父」と呼ばれ、ブログの基本概念を生み出した
ティム・バーナーズ=リー 氏が、こう明言しています。
There is no reason to have to ask before making a link to another site(日本語訳:別のサイトへのリンクを作成する前に尋ねる必要がある理由はありません)
相手の了解を得ずに、勝手にリンクを貼ってもいいですよー、ってことですね。
それと同時にこういう発言もしています。
You are responsible for what you say about other people, and their sites, etc., on the web as anywhere(日本語訳:あなたは他の人やサイトについて、言ったり行ったりすることに対して責任があります)
しかし、リンクを貼るという行為には責任が伴いますよ。と言っていますね。
つまり、
「リンクを勝手に貼るのは自由だけど、その行為には責任を持ってやりましょうね」
という事ですね。
大体、あなたの予想通りだったのではないでしょうか。
我々日本人の常識からしたら、ストンと腑に落ちる回答だと言えますよね。
2.ブログにリンクを勝手に貼っても違法性はない?
著作権的に問題がないことはわかったけど
法律的にはどうなの? というのも気になるところですね。
ということで、こちらもチェックしておきましょう。
まずは、表現に関する日本国憲法からチェックしておきましょう。
第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
私達が思う以上に、私達の表現の自由は守られています。
続いて、著作権法も確認しておきましょうね。
第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合に おいて、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、 研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならな い。
公表された著作物とは、今回の場合だとブログやサイトのことですね。
つまり、不当な目的で、引用(リンク含む)をしていない限りは
まったく問題がないということです。
なので、例えば「詳しくはこの記事を参考にしてくださいね」
といった使い方の場合は、勝手にリンクをしてもなんら問題がないということです。
逆にやってはいけないのは、相手に迷惑をかけるような行為です。
例えば、、
- 相手を誹謗中傷する行為
- 相手のプライバシーを侵害する行為
- アダルトサイトから一般サイトへのリンク(迷惑行為)
- 不当に利益を得ることが目的のリンク
こういうタイプのリンクは、絶対に使わないように気をつけないといけません。
悪質なものになると、名誉毀損などで訴えられる可能性もあります。
まあ、常識的に考えて
めったにこのような事をしようとする人は、いないと思いますが(笑)
3.勝手にリンクを貼ってほしくないサイトもある
ここまでで、リンクは自由に貼っても問題なし
ということは、わかっていただけたと思いますが、
実は「リンクを勝手に貼らないで欲しい」というサイトもあります。
その実例を、いくつかみてみましょう。
東京電力ホールディングスです。
リンクを貼る前に、個人情報とリンク開始日を知らせて欲しいと書いてありますね。
当サイトにリンクを設定する場合、利用者の氏名、電話番号、メールアドレス、リンク元のサイトのURL、リンクを設定した当社グループのURL、利用者のリンク開始日を事前に こちら にご連絡ください。
なお、この場合、当社グループとの間に協力関係があると閲覧者に誤認させるおそれのある形態、当社グループの信用を損なうおそれのある不当な形態、公序良俗に反するおそれのある形態はお断りさせていただきます。東京電力ホールディングス
三重県いなべ市の公式サイトです。
トップページ以外へのリンク(ディープリンク)を禁止としています。
第2条 サイト等から市ホームページへのリンクについては、広く情報を開示する目的で開設した市ホームページの性質を踏まえて、トップページへのリンクを原則として自由とする。
いなべ市公式ウェブサイト
特許庁のホームページです。
原則フリーですが、特許庁のウェブサイトだという事を、必ず明記するように説明があります。
「特許庁ウェブサイト」へのリンクは原則フリーです。(トップページだけでなく、個別情報(各サイト)へのリンクについても同様の取り扱いです。)
リンクの設定をされる際は、「特許庁ウェブサイト」へのリンクである旨を明示してください(許可や連絡は必要ありません)特許庁
このようにサイトによっては、細かい規則を設けている事があるので
気になる場合は、リンク先サイトの「このサイトについて」などのページで
リンクについての注意書きなどがないかを確認してから、リンクを貼るようにしましょう。
普通のブログなんかは、リンクを送ると逆に喜んでもらえるぐらいです
4.リンクを貼るときのマナー
希少な例をあげましたが、普段はそこまで気にする必要はありません。
上で解説したとおり、著作権上の問題もありませんし
法的な拘束力もないのですが、相手があることなので配慮してあげるのがマナーです。
リンクを送る前に相手のブログを確認して、
もし、リンクに対しての注意書きなどがあった場合は
事前に連絡を入れておくことで、スムーズに事が進むのは間違いないでしょう。
5.被リンクをもらえるようなブログづくりを心がけよう
相手からリンクをもらうことを「被リンク」といいます。
被リンクをもらうことで、SEO的にも良い効果が期待でき
検索エンジンの評価が高まります。
なので、リンクを送ると相手から喜ばれることが多いのですが
これは逆でも言えることです。
他の人が思わずリンクを送りたくなるような、ブログづくりをあなたがすることで
多くの被リンクを得ることができ、検索順位にも良い結果をもたらしてくれます。
少しでもリンクを送ってもらえるように
気合を入れて、日々の記事作成をがんばっていきましょう!
さいごに
今回は、ブログにリンクを貼る時の、著作権などについて解説しました。
ブログのリンクは基本的には、自分にとっても、相手にとっても有用なものです。
相手に迷惑がかからないよう、最低限の注意を払いつつ
使えるときには積極的に利用していくようにしましょう。
さいごに、この記事のまとめです。
- インターネットのコンテンツは全てリンクフリー
- 中には勝手にリンクを送ってほしくないサイトもある
- リンクを貼る前に相手のサイトをチェックしておく
- 被リンクをもらえるブログづくりを心がける
これでスッキリしたんで、これからはどんどんリンク使えそうです!
有用なリンクなら、どんどん使っていくといいよ!
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